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Posted by ミリタリーブログ at

2018年07月28日

LCT製とA&K製 PKPとPKM マシンガン 比較と互換性

 全体はやはり、塗装の違いがあります。LCT製のPKP(以下PKP)はLCT製のAKシリーズと同様の黒染めで雰囲気が上がっています。A&K製のPKM(以下PKM)は黒塗装ですが、これも雰囲気は悪くない。使い込むと両方とも雰囲気は出てきますからラガクとしては両方ありです。

 フロントにマズルとバレル付近
・ハイダー
 再現しているマシンガンがPKPとPKMなので完全な比較ではないですが、まずはハイダーの違いがありますね。PKPはバードゲージハイダーであり、PKMはSVDドラグノフに近い、細長いハイダーです。ちなみに後期型(現行型)のPKMはラッパタイプのバードゲージハイダーになっています。

・バイポッド

 バイポッドは取り付け位置がPKPでは移設された他にバイポッドも少し違いあり、切りかきが追加されています。バイポッドを固定する金具の位置もPKMよりもPKPは上に移動し、金具も延長されてバレルを挟み込むようにバイポッドが固定されます。バイポッドがマズルに移設されたことによるメリットとしてバイポッドを使用した射撃において、跳ね上がりの抑制と左右照準の取り回し向上があげられます。それとPKMよりも潜伏しやすくなりましたね。依託射撃においてはなるべくバレルを出さずに隠れた方が優位を保てるので。

・バレル

 中間の辺りからPKPではヒートシンクの追加による持続射撃とヘヴィバレルによる制圧射撃の向上があげられます。PKMと比べておおよそ一回りは太くなり、エアソフトガンではアルミからスチールになって剛性はさらに向上していますが、バイポッド移設と相まってフロントヘヴィがさらに高まっています。

・キャリングハンドル

 PKMでは可動式のキャリングハンドルでしたが、PKPでは固定式のキャリングハンドルになって剛性が向上しています。スリングの取り付け位置も変更になり、取り回しも向上していますね。

・レシーバー

 PKPはレシーバーの強化に伴い、リベットが追加されています。エアソフトガンのPKPとPKMはリベットかヘックスネジの違いが大きな違いでしょう。そしてポイントであるPKPにあるバレルとレシーバーの中間にある窪みも再現されています。画像では分かりにくいですが、ベルトリンクガイド付近の構造もエアソフトガンのPKPとPKMでは違います。

・オフセットサイドマウントベース

 PKPはGRAUコード(装備番号)6P41Nタイプの再現であり、オフセットサイドマウントが装備されています。これにより、対空照準器や夜間照準器などを無加工で装備可能になっています。

・トップカバー

 PKMではあったトップカバーのロックボタン付近の補強がPKPでは無くなり、ベルトリンクカバーの付近も少し構造に変化があります。

・トリガー

 トリガーの角度も違いがあり、内部構造の違いかはわかりませんがセーフティがPKPでは硬いです。硬すぎるのでちょっとおかしいと思います。

・ストック

 エアソフトガンのPKMは木製ストックをプラスチックで再現しており、PKPではストックが木製から樹脂成型に変更になり、さらに窪みが追加されています。ストックは梨地で触り心地も悪くありません。またブラシケースはフロントサイト調整器具になっているのはPKPとPKMも同じ仕様ですが、ギザギザ有無とサイズの違いがあります。それとPKPのストックは現行型ではありません。

・ストックレスト
 ほぼ同様の仕様ですが、スプリングのテンション違いが少しありますね。個体差といえるかも知れません。

・マガジン(ベルトリンクボックス)


 本物はPKPとPKMで互換性があるようですが、エアソフトガンのPKPとPKMでは互換性はありません。PKPのマガジンはPKMに装着できますが、逆はできません。そもそも、電動給弾の方式が違うのでBB弾の給弾はできません。PKMはトリガー連動給弾ですが、PKPはマガジン下部にあるスイッチ給弾です。造りも違って裏面が一番の違い。


 次回は現在入手可能なA&K製とラプター製のPKM、PKP用にあるZENITスタイルのオプションが装着可能かを検証したいと思います。では、ありがとうございました。  


Posted by ラガク at 20:00Comments(4)エアソフトガン

2018年07月27日

LCT製 PKP マシンガン レビュー

 ついに二年半くらい待って待ちくたびれたPKPを入手しました。いや、長かった……。夜勤明けで記事を書いてます。ちなみに重い、長い、高いと揃ってます。梱包材も含めて12㎏ありましたね。感動と睡魔で途中で寝てしまいましたが。

 付属品
・PKP本体(LCTPKP090 021)
・PKP用マガジン
・取説
・LCT社 パンフレット
・製品性能証明書
・PKP図柄プレート
・クリーニングロッド(バイポッド収納)

 さて、まずは本体の外観はもう、鉄の塊です。そしてちょっと油臭い感じ。例えるなら電動工具とかに似ています。雰囲気はPKPを良く再現されており、個人としていうことはない完成度ですが、ガチガチ過ぎて運用するには慣らしが必要な感じです。

 重量は信じられないくらいに重いです。エアソフトガンとは思えない重量。A&K製のPKM(最大重量は9.4㎏)をサバゲーで運用していますが、それよりも重い。まず、本体だけで8.6㎏あり、さらに弾倉(マガジン)が1.6㎏あるので、合わせて10.2㎏もあるので。それに加えて二脚(バイポッド)が前方に移設されたのでフロントヘヴィがさらにパワーアップ、腕が痺れるほどにサディスティックです。体感でかなり重く、運用できそうだけど、好きじゃなきゃ運用しないレベルの重量です。

 長さはPKMよりも、ハイダーがバードゲイジタイプになり、短くなりました。それでも、長いのでガンケースを選びますし、サバゲーで使用するエアソフトガンとしては長いので注意が必要です。100㎝クラスのエアソフトガンに慣れてないと運用に苦労するかと。

 剛性について、プラスチック製のエアソフトガンとは比較にならない硬さ。わかる人にはわかるE&L製のAKと一緒くらいです。A&K製のPKMよりも少し上な感じです。鈍器になる……やばたにえん。

 ここまで、ハラショー(素晴らしい)評価ですが、エアソフトガンの設計としては、イマイチです。マガジンの見た目は良くできているのですが、マガジンの底にネジの頭が少し出ており、設計に不備があるように思えます。マガジン内部の設計もイマイチですし、トリガー連動型のA&K製、PKMの設計が優れているように思えます。剛性は問題ありません。本体用のバッテリーと別にマガジン用のバッテリーも必要で不便に思えます。後々にスプリングタイプのマガジンも発売されると嬉しいですね。

 その他に樹脂成形の部品が良くも悪くも、本物クオリティです。素手だとバリやパーティングラインが残っており、手が痛い。もちろん金属部品はエッジが残っているので手が痛い。使用するか、バリ取りや磨いて馴染ませる必要があります。

 PKPのここがハラショー。
・肉厚なスチール製ヘヴィバレル
・ヘヴィバレルから見えるヒートシンク
・スレンダーなバイポッド
・バイポッドに収納されたクリーニングロッド
・レシーバーにある窪みの再現。
・オフセットサイドマウント
・改良されたストックの再現(現行型ではない)。
・鈍器になるほどの剛性。
・痺れる重量。

 ラガクこと私はシリコンスプレーで磨いて、お外で天日干しして早速、振り回して馴染ませております。

 箱出しの性能に関しては試射で500発ほど撃ちましたが、東京マルイ製のスタンダード電動ガンとそう変わらない飛距離(40前後)と射撃精度です。0.2gバイオBB弾で計測。ノンホップアップで92前後、適性ホップアップで89前後です。最大にホップアップをかけると、弾づまりや弾ポロが発生するので注意。

 PKPのここが残念。
・化粧箱から取り出しにくい。
・エアソフトガンの設計としてはイマイチ。
・弾倉(マガジン)の内外の造りが、イマイチ。


 A&K製のPKMとの比較は次の記事で上げたいと思います。ではでは、ありがとうございます。

 ちなみに床に置いていたPKPに足の裏をぶつけてしまい、エッジが効いているせいで足の裏を怪我(流血)しました。皆さんも気をつけて下さいね。エアソフトガンで撃たれるよりも痛いダメージです。  


Posted by ラガク at 21:35Comments(2)エアソフトガン